名古屋西税務署長あいさつ
※2022年1月にご寄稿いただきました三輪前署長のご挨拶を掲載しております。
名古屋西税務署長の三輪でございます。
名古屋西間税会の皆様におかれましては、日頃から税務行政に対しまして、深い御理解と格別の御協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
間税会は、「消費税を中心とした間接税についての知識を習得し、自主的な申告納税体制の確立を通して、円滑な税務運営に協力する」ことを目的として結成された団体であり、貴会におかれましても、「税の標語の募集」、「税務研修会の開催」、「確定申告期間における消費税期限内納付等の広報街宣活動」、「会ホームページへの税に関する情報の掲載」のほか、青色申告会との共同開催により「税を考える週間におけるインボイス制度の広報街宣活動」等様々な啓発活動を実施していただいております。
更には、税務連絡協議会の構成団体として、税を考える週間に行われる「税の広場」におきましては、来場者に対し、消費税に関する広報活動を積極的に行っていただいております。
公私とも御多忙の中で、このような啓蒙活動に積極的に取り組んでいただいている滝本会長をはじめ、役員の皆様、並びに会員の皆様の御尽力に対しまして、心から敬意を表するとともに、深く感謝申し上げます。
さて、昨今の社会経済活動においては、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、デジタルの活用によりサービスや仕事の在り方を変革する、デジタル・トランスフォーメーションを推進する動きが社会全体で広まっております。
国税当局におきましても、従来から税務行政のデジタル化を進めており、「納税者の利便性の向上」と「課税・徴収の効率化・高度化」を2本の柱としつつ、「あらゆる税務手続が税務署に行かずにできる社会」を目指すとともに、課税・徴収におけるデータ分析活用等の取組を更に進めていくこととしています。
また、消費税の目下の課題になりますが、令和5年10月1日からの「インボイス制度」の導入に向け、「適格請求書発行事業者」の登録申請の受付が開始されております。私どもといたしましては、事業者の皆様が早期にe-Taxによる登録申請をしていただけるよう、間税会の皆様と緊密に連携を図りながら、インボイス制度の円滑な導入に向けて、制度の周知と丁寧な相談対応に努めてまいります。
つきましては、信頼される税務行政の執行に向けて、会員の皆様と十分な意思疎通を図り、これまで築いてまいりました良好な信頼・協調関係をより一層発展させていきたいと考えておりますので、引き続き御支援と御協力を賜りますようお願い申し上げます。
結びに当たりまして、名古屋西間税会の更なる御発展と会員の皆様の御健勝並びに事業の御繁栄を祈念いたしまして、私の挨拶とさせていただきます。
名古屋西税務署長
三輪 三津雄
ご案内
申告書は国税庁ホームページで作成できます!
不審な電話やメールにはご注意下さい!
最近、国税庁や国税局、あるいは特定の税務署をかたり、「高齢者を対象にした電話アンケートを実施している。ついては、家族構成や財産確認をさせていただきたい。」といった不審な電話があった(あるいは自宅に訪問された)という情報が国税局や税務署に寄せられております。
また、メールでも個人名で「税務署に滞納債権があり、一週間以内に支払いしなかった場合には、銀行口座を凍結します。」、「税金の納付がなければ差押えします。」といった内容のメールを一方的に送信してくるほか、「日本国税庁」・「日本国税税金庁」・「日本国民税金庁」等といった国税庁や国税局と間違えそうな名称をかたり、不安感をあおって、従わなければ罰金を徴収するといったような内容のメールを送信してくるといった事例が発生しております。
国税庁や国税局、税務署においては、納税者の皆さまからお預かりした重要な個人情報を厳格に管理しているほか、アンケートと称した財産調査等の電話を納税者の皆さまにお掛けすることはありません。
また、申告の手続や納付に関する重要な事項をメールでご連絡するようなこともありません。
このような電話やメールには、決して対応しないようにしていただくほか、メールに添付されたファイルは絶対に開かないようご注意ください。
なお、国税庁ホームページのトップ画面には、このような事例に関する情報も掲載されていますので、参考にしてください。